◎プロフィール◎
職種:薬剤部/脳神経外科病棟、血管外科病棟/感染対策委員会
入職年:2016年度入職
最終学歴:明治薬科大学 薬学部
キャリアパス:薬剤師
◎お仕事インタビュー◎
■ 現在の仕事内容を教えて下さい。
自分に与えられた仕事は大きくわけて2つあります。1つ目は病棟薬剤業務です。病棟専任者として、終日病棟に常駐し患者さまの内服薬や注射薬の確認、持参薬鑑別、配薬業務、初回面談、退院時指導などを行っています。看護師だけでなく、MSW、リハビリスタッフ等の他職種ともコミュニケーションを密にとることで、患者さまの問題点を把握し必要に応じて医師へ処方提案を行っています。2つ目は感染対策委員会に所属し、院内の抗菌薬使用状況の把握、薬剤部内の手指消毒の啓発運動などを行っています。適切なタイミングで手指消毒が行われているか、手指消毒のタイミングを理解しているか、などを確認し院内の感染対策に努めています。
■ イムス富士見総合病院を志望した理由は何ですか?
学生時代に私が就職先を悩んでいるときに、薬剤師1年目はしっかり臨床の勉強をしたほうが良いとアドバイスを頂いたため、病院勤務を志望しました。私の条件は若い年次から病棟業務を行えること、薬剤部の雰囲気が良いことでした。就職先を探しているとイムス富士見総合病院を紹介されました。イムス富士見総合病院では1年目から中央業務だけでなく、病棟業務を行うことができ魅力を感じました。中央業務では内服薬や注射薬調剤、清潔無菌操作はもちろんではありますが、1年目から病棟担当として、患者さまのことを考えた介入ができます。最初は大変なことだと思いますが、自分の成長できる就職先として最適と思い、就職を希望しました。
■ 仕事の魅力・やりがいを教えて下さい。
病棟薬剤師は医師と距離が近く、気軽に処方提案や疑義照会を行えます。処方提案内容が受諾されたり、疑義照会して処方内容が変更されたときに薬剤師としてのやりがいを感じます。具体的には、持参薬と処方薬の重複投与、細菌培養結果を基にした抗菌薬の変更提案、腎機能障害時の減量投与などが該当します。また、医師だけでなく看護師から注射薬の配合変化や患者さまの服用薬についても相談されます。医療ソーシャルワーカーからは薬剤費の観点から他剤への変更可否について相談を受けることもあります。他職種から頼られる薬剤師を目指して今後も業務を行っていきたいと思います。
■ 仕事の中で大切にしていることはありますか?
私が仕事を行う上で大切にしていることは目標の設定です。目標がないと、今やるべきことが分からなくなってしまいます。結果として、漠然と目の前にある仕事をこなしているだけになってしまいます。実際の病棟業務では、患者さまの退院先が自宅か、介護福祉施設など自宅以外の場所で内服薬の管理方法(自己管理、看護師管理)が異なります。自宅へ退院する場合は、薬剤管理方法の問題点を考慮し、自宅でも正しく服薬できるように介入していく必要があります。病棟に限らず薬剤部内の仕事を行う上でも、目標を設定し、何をするのかを明確にすることが大切と考えています。
■ 今後はどのような仕事をしていきたいか、お聞かせください。
現在は病棟専任者として病棟業務に携わっていますが、今後も病棟業務は続けていきたいと思っています。病棟業務を行っているうちに、より専門的な知識の必要性を感じました。特に栄養・感染・褥瘡の分野では薬剤が使用されることも多く、他職種との連携も必要であり医療チームで回診も行っています。その一員して、今後はより良い治療を提案していきたいと思っています。また、私は感染対策委員会に所属していることから、抗菌化学療法認定薬剤師の取得を目指しています。病棟業務だけでなく、院内の感染対策や抗菌薬適正使用推進についても貢献していきたいと思っています。
■ どんな後輩がきたら嬉しいですか?
やる気、根気、元気のある後輩!!内服薬だけでなく注射薬、病棟業務を学ぼう!というやる気のある方。物事を始めるのはやる気です。やる気がなければどの職業もうまくいきません。そして根気がないと続きません。最後までしっかりやり通す力がある方。様々な壁にぶつかると思いますが、自分の力や周りの力を利用して打開できる方。最後に元気です。遊ぶこと、仕事をすること全てにおいて元気がないとできません。体調管理も含めて元気な方一緒に働きましょう!